LCRブリッジキット ~組立編~

淘宝インダクタンスが0.03μHから測定できるという触れ込みが魅力で、LCRの値を測定するキットを購入しました。抵抗値は0.1Ωから、静電容量は1pFから測定できます。
抵抗値や静電容量はデジタルマルチメーターでも測定できますが、インダクタンス、しかも高周波で用いるμH単位を測定できる測定器は多くありません。
この測定器はブリッジを使って測定する方式で、測定に用いる信号の周波数を100H、1kHz、7.8kHzの3種類に設定できます。高周波に用いるL、Cの値を測定するにはできればMHzの信号で測定したいところですが、なかなかそのような低価格測定器は見当たりません。価格は、本体(203元、約3,200円)とケース(52元、約800円)の日本円で約4,000円程度です。

部品一式中華キットの常として組み立てに必要なマニュアルはありません。キットの内容はシンプルに部品セットです。製品を注文すると販売者からメールでいくつかの資料が送られてきましたが、キットの組み立てに役立ちそうな情報はいくつかの基板の写真くらいでしょうか。回路図も送られてきました。STC 12C5A60S2というマイコンを使ったシステムです。部品表はありません。その他は組み立て完成後の測定方法などに関する資料の様です。詳細な組み立て手順書に従って、ただ黙々と実装、組み立て作業をすれば完成するキットとは違って、うまく完成させるまでの進め方を自分で考えながら組み立てるキットは、これはこれでワクワクして楽しめます。

実装部品リストアップ電子部品を実装するのはメイン基板と8個のスイッチが付くスイッチ基板の2枚です。スイッチ基板はスイッチとメイン基板との間を接続するピンヘッダの実装だけですので、実質、部品実装はメイン基板の一枚です。
メイン基板には既に電源入力、スイッチと表面実装部品が実装済です。キットとして自分で実装するのはリード線タイプの部品になります。実装点数は50点もありません。
部品確認メイン基板のシルク印刷を見て実装が必要な部品番号と値をリストアップします。
具体的にはメイン基板を写真に撮って印刷し、印刷に各部品を確認したところマーキングして抜け漏れの内容にしました。
このリストに基づいてキットに添付の部品について欠品の有無などを確認します。確認した部品は実装作業でのご部品取り付けを防止するため、小袋でいくつかのグループに分けておきます。抵抗は残っているテープタブに値を記入しておくと実装作業が確実で早くできます。

XJW01_PCB_準備が出来たら、ただ、ひたすらに、間違えのように無いメイン基板への部品実装を行います。セオリー通り最初は部品の高さが低い抵抗、次にコンデンサ、その他の順です。
CR以外の部品はリレーとブザー位なので、難しかったり特別な注意を要する部品はありません。
但し、スルーホール基板なので部品を間違えて実装すると取り外したり、正しい部品を実装するための部品穴の半田除去に苦労します。と言うか私は実際、非常に苦労しました。調子に乗って、ヒョイヒョイと実装しないで、1点、1点、良く確認しながら実装した方が身のためです。

LCD&SW Sub PWBメイン基板へCR等を実装する段階ではLCD基板、及びスイッチ基板と接続するピンヘッダは実装しません。
LCD基板とスイッチ基板をスペーサーを入れて固定する時に所定のピンヘッダを一緒に入れます。LCD基板とスイッチ基板を固定した後にピンヘッダの半田付けを行う事で、ちょっとした位置のズレで生じる不要な応力が掛からないようにします。

ケースのフロントパネルに4つのBNCコネクタを固定します。この時、BNCコネクタのホット端子は後で半田付けしやすい向きに取り付けます。このケースのBNCコネクタ取り付け穴は、取りつけ時に回転しないよう、BNCコネクタの形状に合わせた楕円形になっており、固定ネジの締め付けが容易でした。
フロントパネルと基板を8カ所のビスで固定し、基板とBNCコネクタをスズメッキ線で接続します。このような工程も本件の参考資料中に有る写真を見て行います。

完成外観裏蓋と上下の蓋をビスで固定して組み立ては完了です。ケースはアルミの押し出し材を使った非常にがっしりしたものです。加工精度も良く、基板上の部品とケースの穴
との位置や組み立て時のビスと穴の位置精度もしっかり出ています。
途中、何かを確認するような工程はありません。問題なく組み立てが出来ているかどうかは電源を入れてみて始めて分かることになります。

電源投入付属の12V電源アダプターを接続して電源スイッチを入れます。無事に液晶に表示します。操作方法はまだ分かりませんが、いくつかのボタンを押してみると、それらしく表示が変わります。これで組立完了。
次は送られてきた、体系化されていないばらばらな資料を見て使い方を確認します。
組立よりかなり大変そうな気がします。

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