ニコン AF MICRO NIKKOR 105mm 1:2.8

AF MICRO NIKKOR 105mm f2.8正式な名称は頭にAiが付いて、Ai AF MICRO NIKKOR 105mm 1:2.8 と言うのでしょうか?
レンズからカメラ本体に合焦した距離情報を送る機能が付いたDタイプになる前の、D無しAi AF MICRO NIKKOR 105mm 1:2.8 はインターネットで調べても情報が少なく、発売時期が分かりません。型番の最後にDの付くAi AF MICRO NIKKOR 105mm 1:2.8 Dの発売が1993年12月4日との事ですので、少なくとも27年程度以前には購入したレンズのようです。
このレンズは過去に2回、カビ取りをしています。1回目はニコンで、2回目はニコンのサービス対応期間終了後で民間業者に依頼してカビ取りをしました。
1回目のニコンによるカビ取りではうっすらとカビの後が残りましたが、2回目の民間では殆ど後が無くカビ取りが出来ました。現在、レンズをかざして見ても、どこをカビ取りしたのか分からないほどの状況です。
このレンズが販売されていた頃は、ニコンではオートフォーカス一眼レフが発売されてまだ間もない時期で、24-70mm等の標準焦点距離のオートフォーカスレンズではマニュアルフォーカスリングや操作性がいい加減な製品もありましたが、この105mm MICROのフォーカスリングと感触はマニュアルフォーカスでも使いやすいです。操作性はしっかりして、微妙な調整もし易いです。このレンズもボディ側にあるレンズ駆動モーターでオートフォーカス可能ですが、実際、マクロ撮影ではほぼ100%マニュアルフォーカスで使用しています。

現行機種であるAF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED はインナーフォーカスですが、このレンズはインナーフォーカスでは無いので、近距離撮影になるほどレンズが繰り出されますが、撮影対象に当たるなどのような操作性で問題になるような事は特にありません。
機械絞りレバー確かニコンのレンズはDタイプまでレンズ側に絞りリングが備わっており、この、D無しレンズも絞り環があります。しかし、このレンズを購入して最初に使用していたカメラはF601でしたので、既に絞りはカメラ本体側で設定するようになっており、レンズの絞り環は最も絞った位置でロックしたままです。絞りの最小値は32ですが、近接撮影ではレンズが繰り出されてレンズ長が長くなり、実行絞り値では51程度にまで下がります。

画質はパープルフリンジ、収差などが気になることは殆どありません。まれに、光の入り方も関係すると思いますが絞り開放で収差の発生が見られます。
距離、10m程の先にある横からの光が当たった花びらで結構な収差が発生した例です。

画質は柔らかい印象に感じます。しかし、マクロ、通常距離での撮影共に絞った状態であれば細部までしっかり解像しています。撮影の腕の方の不満が多く、レンズの写りには不満が無いのですが、機会があればニコンのショールームで比較撮影をしてみたいと思います。

【2020年7月27日追記】
ニコンのウェッブサイトに有る「ニッコール千夜一夜物語」にこのレンズ、AI AF Micro Nikkor 105mm F2.8S が紹介されていました。1990年の発売との事です。1993年には絶対距離エンコーダを備えたAI AF Micro Nikkor 105mm F2.8 Dが発売されているので、このレンズ(105mm F2.8S)が販売されていたのは3年間程度の短い期間だったようです。「ニッコール千夜一夜物語」はニコンのレンズの歴史を開発・設計思想と技術的な解説、及び作例で詳しく解説されており、興味深く読むことが出来ます。

カテゴリー: Photo life, 写真機材 タグ: , , , , パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です