Leofoto ギア雲台 G4+NP-60

以前から物撮り、花などのマクロ撮影用途にマンフロットなどの製品で興味はあったものの、購入まで至る機会が無かったギア雲台を購入しました。Leofoto社のG4です。
インターネットにはアルカスイス D4に似ているとか、コピーとか言う話しもありますが、実際に手にして見ると細部に違いはあるものの、意匠、発想は全くコピーです。そもそもLeofoto社は他の製品も含めてそういう会社です。
但し、大きく違う点も有って、価格は中華人民共和国内で2880元、日本円で約46,000円と、D4の1/6程度です。雲台の価格としては高額な部類ですが、現実的に手の届きやすい価格設定と性能のバランス、コストパフォーマンスは最高ではないでしょうか。
現在、メインに使用している雲台はアルカスイスのボールヘッド Z1+に対してギア雲台はその対極にあるような構造、特徴の雲台です。風景撮影の構図決めもし易いとの話もあるので使ってみたいと思います。

カメラを固定するクランプはアルカスイス方式で、G4選定の理由の1つです。長さ6cmのプレートが付属しています。このプレートの片側端にはネジで出し入れできるストッパが備わっており、機能的に便利な構造です。但し、他のLeoforo製品と同様に、外観アルマイト処理のムラが有るのは残念なところです。
クランプには水準器が備わっていますが、カメラを取り付ける隠れてしまう位置です。また、プレートの脱着に要する固定ノブの回転はRRSのL型クランプの場合、2+1/8回転でした。

G4の回転調整は、雲台全体の回転(パン)、カメラを取り付けるクランプの前後左右の傾き、クランプ上での回転方向の4カ所です。その内、ギアで調整できるのはカメラクランプの前後左右の2軸になります。
2軸それぞれのロックノブを緩めると前後左右の傾きはフリーになり、おおよそ3D雲台のように自由に調整、固定ができます。
2軸を調整するギアには気になる程のトルクムラは無く、スムーズに調整できますが、操作感はそれぞれの軸回転の重さがかなり異なり、違和感のある所です。

G4を3型マウンテニアに取り付け、24-70mm f2.8を付けたフルサイズ一眼レフを固定して、カメラ上部に力を加えてカメラ、雲台、三脚のしなりを確認すると、雲台本体とクランプをつなぐ、最も細くなった部分でしなります。Z1+と比較すると若干しなりは大きめですが、ぐらつくという様な事はもちろん無く、しっかり固定できます。
ギア付き雲台のメリットは構図の微調整がし易いというだけで無く、カメラを最終的に固定した状態でギアによる微調整を行うため、構図調整後のカメラ固定による微妙な構図ズレが生じることが無い、と言う事です。
Z1+も固定時のズレが無い(微少である)のですが、自由雲台の特性から決定した構図を保っての固定は慎重な操作が必要です。

カタログ重量を比較すると G4+NP-60 735g 、ARCA SWISS Z1+ クイッククランプ 690g と、G4の方が少し重くなりますが大差ない範囲で、どちらも公共交通機関利用で三脚を持ち出す際の雲台として問題ありません。
あくまで比較の話ですが、雲台としての剛性、振動に関してはクランプと雲台本体をつなぐ首の部分が細目で四角い断面形状となっているため、太めの円筒形となっているZ1程の剛性はありません。フルサイズ一眼レフ機に望遠レンズを装着して三脚座でG4に固定してライブビュー画像でカメラ操作による振動をZ1と比較すると若干、振動幅が大きく終息に時間がかかります。
但し実際の使用では、ギア雲台のG4は最終の構図決定をギア微動で行うため、カメラの振動が少なくて済みます。最後までカメラを手で支えて固定する自由雲台に対してアドバンテージがあります。いずれにしても、Z1でも同様ですが三脚に取り付けての撮影では振動の収束確認とレリーズリモコンの仕様が良いようです。
ギア雲台の機能と実際の強度、剛性を考えると意外に軽量コンパクトな雲台です。

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